【絶版】本巻全5巻+別巻2 全7冊揃 5巻のみ帯がありません(別巻には元々帯が付いていません。別巻は函入です)。 別巻は新品で購入したものですので大変綺麗な状態です。その他の巻も天地小口には経年による紙質の焼けや多少の汚れ、傷みはありますが、比較的良い保存状態だと思います。 小口の手擦れや開き癖のような読まれた形跡も殆どありません。書き込みや線引き、蔵書印もありません。 以上のことから経年を考慮すると良好と言って差し支えない状態だと思います。 あくまで古本ですので多少の経年劣化は御容赦ください。①日本文芸史平成4年度 大佛次郎賞受賞国際的視野で書かれた日本文学史・古代編。語りと謡いの原始的混沌から大陸文化の受容によって和歌や説話や詩文が成立してくる過程を掘下げ、古代日本文芸の特質を明らかにした。著者はもと筑波大学副学長。日本文藝の特質日本文藝の性質を全体として「世界」の場で観察するとき、第1に認められるのは、外形の面で短章的だという点である。日本文藝の特質として第2に認められるのは、次のようなさまざまな面において対立性が鋭く現われないという点である。(1)構成における対立者の欠如(2)自然と人間との隔てなさ(3)階級がジァンルに対する関わりの非在(4)個人と集団との協調傾向(5)制作者(ないし演奏者)と享受者との相依関係日本文藝に見られる第3の特質としては、作調(トーン)における主情性および内向性を挙げなくてはならぬであろう。――(本文より抜粋)②日本文学原論 付日本文藝史全巻索引 (日本文藝史 別巻) 小西 甚一 著 「『日本文学原論』は国文学界にとって、超辛口になりそうです」(犬井善壽氏宛私信より)なぜ国文学の目標はまだ確立できずにいるのか。日本文学は、何を対象として取りあげどう研究を進めたらよいか。いまだ誰も越えられぬ偉業、『日本文藝史』(講談社 全五巻)別巻として予告され、2007年の逝去のため、生前の刊行が叶わなかった、未完の『日本文学原論』を、刊行委員会の手によって再編集しお届けいたします。小西甚一、最後のメッセージは、日本文学を根源的に問い直し、私たちに、今後、古典とどう向き合っていけばよいのか、教えてくれる、重要な一書です。
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カテゴリー | 本・音楽・ゲーム > 本 > 人文/社会 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |