●製作年:1907年●素材:パリアン粘土(長石)●サイズH:(蓋含む):13.5cmW:9cm市場参考価格:-¥324,000ポプリポットを持つことは、18世紀から20初頭においては、特権階級に属する人間のステータスでした。特に後半はイギリスの中産階級を筆頭にこれらの作品を収集して展示することが一種のステータスでもあったのです。現代では技術の継承が困難となり、製作されないアイテム群でもあります。今回の作品はウースター黄金期の作品。比較的小さめな作品ですが一切の手抜きがなく、ウースターのおいしい部分をたくさん堪能できます。かなり上出来で、特に印象派を彷彿とさせるローズや背景の距離を表現し、立体感を生み出しているのは、技術が頂点に達したこの時期だからこそできたものでしょう…いつ見ても癒やされると思います。ペインター名は無いものの、ウースターの技術の高さを現代に伝えられる少ない作品のひとつです。第二次世界大戦以降は、それまで抱えていた優秀な人材は次々と去ることで技術に関しては衰退の道を辿ることになり、これらのシリーズは製作されることは激減します。ロイヤルウースターが英国最古の窯としてヨーロッパの第一線に君臨し、アメリカでも流行していて、強い影響力があった、という紛れもない証であり、ここに過去の栄光を蘇らせてくれる貴重な存在です。特筆すべく大きなダメージは無く、大変良いコンディションです。お手軽にウースターの最高峰の技術を堪能できます。コレクションとしても、実際にポプリを用いても、インテリアのアップグレードに是非ご活用ください。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
ブランド | ロイヤルウースター |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |